メイドインアビス 第8話「生存訓練」感想 リコとレグを送るマルルクちゃんの涙にキュンキュンする。

度し難いほど冒険者のライザと、どこまでも義理堅いオーゼン。
リコが母親の居るだろうアビスの底を目指すのは、約束された運命だったのかもしれない。

生存訓練を受けるリコとレグをちゃんと見てくれているオーゼンが第一印象とは変わってとても良い人に見えてきましたね。

思えば光に弱いところがあるマルルクちゃんの面倒を見ていたり、怖い雰囲気とは真逆の優しさと強さに加えて、だんだん母性まで感じるようになってきましたが、今でも無二の仲間であるライザの子であるリコを地上へと運んだのは彼女なんですから、当然と言えば当然ですね。

そしてそんなオーゼンに答えるようにリコとレグも生き残るための訓練を頑張りきりましたが、かなりハードな10日間だったらしく、監視基地に帰ってくるなりへばって突っ伏していましたね。

しかし二人の帰りを喜ぶマルルクちゃんのご飯の用意ができたという知らせに大喜びでリコは食卓へと駆けて行きましたが、その時レグがメットを被った時に光った印は何を意味していたんでしょうね。

何かレベル的なものでも上がったんでしょうか、それともレグの出自と関係する何者かに通信でも送っているんでしょうか。
帰還を喜ぶマルルクちゃんの可愛さと、ご飯だー！とすっ飛んで行くリコの楽しそうな様子にニコニコしてしまいますが、そんな時にもアビスの謎をふと感じさせるシーンが入るのが、この作品の面白いところでもありますね。

ともあれ、母親のライザが残したツルハシのような道具を受け取り、オーゼンから白笛たちだけが知っている深層についての様々な知識を伝えられ、リコとレグは再びアビスの底を目指す冒険の旅に出発しましたね。

そして二人を見送るマルルクちゃんのこぼす涙がとっても切なくて目がうるうるしてしまいましたが、今までも見送った多くの人が帰ってこなかったと言うマルルクちゃんの元へ、いつの日かリコとレグが帰って来てくれるといいですね。

オーゼンは彼女らしいというか、遠くから二人を見送っていたようですが、彼女がリコを訓練してライザの元へと送り出すのは、アビスの底を目指して出発して行ったライザとの約束だったんですね。

ラストでオーゼンは、子供であるリコの未来を思いながらも探窟家としての人生を全うするライザのことを度し難いと言っていましたが、籠の中で復活したリコが籠から出て直ぐにアビスに向かって這い出したというのも、全く度し難いほどこの親にしてこの子ありと言ったところでしょうか。

オーゼンは自分がライザとの約束を果たせたことと、母親と同じ道を選んだ娘の姿を喜んでいるように感じました。
新たな深層へと進むリコとレグにどんな冒険が待っているのかを楽しみに、次回をワクワクしながら待ちたいと思います。














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空と夏の間さん