アクションヒロイン チアフルーツ 第8話「青山妹、演出はじめるってよ」感想 普通のロコがセクシー女幹部のポーズをとってみた。

裏方として、みんなを束ねる者として、頑張る元気と御前もまたヒロインでした。

ショーの内容が他所のヒロインショーと被ってしまい変更を余儀なくされた杏たちでしたが、シナリオの方は美甘ちゃんが書き直す事になりましたが、ショー当日が隣町の花火大会と重なったことを逆に活かそうと元気が言い出し、ピンチをチャンスに変えるヒロインたちの戦いが始まりましたね。

そしてかねてから演出に興味を示していた元気が自ら演出を買って出て、灰皿が飛び交うスパルタ式の演技指導が始まりましたが、みんなのそれぞれの役の背景やヒロイン自身の個性を引き出そうとするのは見事だったと思います。

ただ尻相撲をやってみてと言われたニトロピンクのはつりちゃんが勘違いしておパンツを自ら晒したり、テラグリーンの末那ちゃんのジャージを脱がせにかかるサービスシーンもありましたが、御前を口説いたり悪の女幹部のお色気に挑戦した路子ちゃんが面白かったです。

そして厳しい演技指導にくたくたになりながらも、元気の一生懸命な思いを感じていた杏たちは、最後にもう一度通しでやってみようと言う元気の妹・勇気ちゃんの言葉に笑顔で応えるんですね。

元気と勇気は家に帰ってからもショー当日に雨が降り、ショー成功の要となる花火大会が中止にならないようにとてるてる坊主を作っていましたが、今この時を一緒に歩めることを幸せに感じている元気と勇気にちょっぴり目がうるうるしてしまいました。

御前から次のショーでは役をと言われて断った元気は、これからも裏方に徹して行くようですが、ヒナネクターを演じる妹の勇気も、そして杏たち仲間たちも、彼女が自分たちヒロインの一員であることを嬉しく思っているんじゃないでしょうか。

花火をショーの演出に使うことを隣町まで了解を取りに行った御前の様子も描かれましたが、舞台に立つ者だけがヒロインじゃなく、それを支えてくれる仲間もヒロインだったのを感じる良いエピソードだったと思います。
次回も楽しみにしたいですね。























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空と夏の間さん