Fate/Apocrypha 第10話「花と散る」感想 フランちゃんさようなら。でもカウレス君と出会えて良かったね。

フランちゃんの退場とジークの令呪によるサーヴァント化で早くもクライマックス感が高まってきた。

モードレッドの強さに圧倒されるアストルフォを救おうと戦いに割って入ったジーク。
しかしそんな彼に逃げろとアストルフォはモードレッドの剣を受け止めますが、そこにフランちゃんが参戦してくるんですね。

そして宝具・磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)を使ったフランちゃんは爆散して消滅してしまいましたが、令呪をもってそれを命じ、魔力をブーストさせてバックアップしたカウレスは、その刹那モードレッドの側にも令呪を持つマスターがいる事を失念していたんでしょうか。

獅子劫の令呪と魔力によってカウレスの上乗せした魔力を帳消しにして消滅を免れたモードレッドの姿に、フランちゃんに何もしてやれなかったと膝を落とすカウレスがいたたまれなかったです。

しかし自分を見てくれる人が欲しいと言っていたフランちゃんの願いは、カウレスと出会う事で幾ばくかは叶ったんじゃないでしょうか。

カウレスは自分が迂闊だったと自分を責めるかもしれませんが、Fateの世界ではサーヴァントのことを思ってくれる珍しいマスターの一人だったと思います。

そして、モードレッドに手も足も出ずに剣に貫かれたジークの方はといえば、フランちゃんの宝具発動時の雷の影響で再び心臓が鼓動を打ち始め、意識下で再びジークフリートと出会った彼はついに限られた時間の中でジークフリートの力をその身をもって使うことができるようになりましたが、令呪とホムンクルスであったことがそれを可能にしたようですね。

ただ令呪の力が必要となるとジークフリートになれるのは残り2回と云うことになるんですが、それがどんな場面で使われ、令呪を使い切った時にどうなってしまうのか興味のわくところですね。

ともあれ、ラストは獅子劫に魔力供給を受けて宝具を使うモードレッドと、同じく宝具の力を発動したジークがぶつかり合うことになりましたが、果たして時間の制約があり、マスターを持たないジークにモードレッドが倒せるのか、二人のバトルの結末を楽しみに次回を待ちたいと思います。