神撃のバハムート VIRGIN SOUL 第22話「Which Way Is the Wind Blowing?」感想 マルチネの遺産の発見が全てのきっかけだったのか。

人と天使と悪魔を率いたジャンヌの反乱軍。
期せずして三界の者たちが一つの旗の元に集ったわけですが、ジャンヌもカイザルもこんな形で三界の者たちが協力し合うのは望んでいなかったはずだったのに。

三界の住人たちが手を取り合う事を望んでいた二人が、軍勢を率いて進む者と、それを止めようとする者として対峙したのは何とも哀しい展開だったと思います。

カイザルは自らの死を賭してムガロの死の真実をジャンヌに伝えたんだと思いますが、もはやムガロを失ったジャンヌを止めることはできませんでしたね。

シャリオスが直接手を下したわけではないのをジャンヌも分かったようでしたが、ムガロに悪意向くように人を動かしてしまったのもシャリオスのやりようが招いた事に変わりはなく、カイザルの説得も無駄に終わってしまいましたね。

そしてジャンヌの反乱軍が王宮に攻め入る横で、エイボスを訪れたシャリオスを止めようとニーナとファバロが彼の元へと進んで行きましたが、シャリオスを組み伏せたものの、ファバロが思っていたようにニーナはシャリオスを傷つけることさえできず、いよいよ彼の真の目的が二人に明かされましたね。

それは10年前のバハムートの復活で母を失ったシャリオスが、マルチネの遺産を発見してバハムートが再び復活すると知った人々にそれを阻止する強い意志を持った王と望まれて即位し、自らもバハムートの討伐に命すら差し出していた事でした。

それを知ったファバロの心中はアーミラのこともあってかなり複雑な気持ちもあったと思いますが、目の前で復活を遂げるバハムートを彼はどうするんでしょうね。

果たしてアーミラとの再会があるのかどうか楽しみなところですが、バハムートが復活してしまった以上、シャリオスの最終兵器使用はもう避けられないものになってしまいました。

おそらく反乱に揺れる王宮で戦う三界の者たちもそれを知ることとなるのは必至ですが、その時ジャンヌや彼女に率いられた者たちはどう動くんでしょうか。

まだシャリオスのことを諦めていないニーナの動向も気になるところですが、壮絶な戦いとなりそうな次回を、先ずは楽しみにしたいと思います。