2017
09/20
水

さらなる高みを目指す識と御来屋によるトゥルーエンドが、作品の今後の展開に興味を湧き立たせる良い最終回でした。
老若男女誰もが参加できるクイズを舞台に描かれているナナマルサンバツですが、クイズ番組を見たりクイズゲームをするだけでは知らなかった事が色々と知ることができたのが面白かったですね。
そして最終回は麻ヶ丘主催で行われる例会の第三回戦を戦う識と御来屋、そして明良たち集まった各校のクイ研部員の姿が描かれましたが、戦いを引っ掻き回す明良に微塵も気持ちの揺らがない御来屋がその強さをしぶとく発揮し、識のリベンジが果たされる事なく勝ち抜けて行きましたね。
そして会場の多くの参加者たちが識の知識の広さと答えへとたどり着く彼の思考に彼の将来を楽しみにしたようですが、学人が優勝をさらった最終の第4回戦で手も足も出なかったらしい御来屋が今よりももっと上を目指すんだという、そのガッツと前向きさが見ていて気持ち良かったです。
ともあれ、もう飽きたと第三回戦の途中でその場を去ってしまった明良に壁ドンをかまし、彼に言いたい事をぶつけながらもまたクイ研にいつでも来いと言う赤河田の新名部長の人柄の良さに惚れそうになりましたが、姉公認の男性カップル誕生!?と喜ぶ麻ヶ丘の女子部員たちが面白かったですね。
アイキャッチでもふつつかな弟をよろしくお願いしますと頼む千明と新名が登場し、二人のラブコメが始まるのを期待したくなりましたが、例会が終わって帰途に立った明良が涙でマスカラを思うさま溶かしていたのは良いシーンでしたね。
とにかくも御来屋にリベンジしようと奮闘した識の戦いも例会の終幕と共にひとまず終わり、さらなる高みを目指す御来屋に誘われるように自分も上を目指すと高らかに天を指差した識のシーンはワクワクする良い締めとなりましたが、拳と拳を合わせてそれを誓い合う二人の姿に爽快な昂りを覚える良い最終話だったと思います。
エンディングではその後の各校のクイ研部員たちの大会で競い合う姿が次々と登場しましたが、姉弟対決する千明と由貴っちペアの楽しそうなカットや、自由の女神をバックに決勝を戦っているように見える文蔵チームと宮浦チームのカットに、作品の先が気になって仕方なくなりました。
気持ちのいい登場人物たちが多くて青春ドラマとしても楽しめましたね。
そして、とってもいいアニメ作品になったと思います。
ナナマルサンバツの今後の展開を楽しみにしています。














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