2017
09/20
水

急成長を見せる由乃国王は開発という名の発展ではなく、間野山に暮らす人々の誰もが喜ぶ町おこしを望んでいるんですね。
そしてサンダルさんが最後に希望の光をもたらす役目を果たしてくれるんでしょうか。
隣町の人気洋菓子店から祭りへの協賛と間野山商店街への出店の話が舞い込み、役目が終わったという声も聞く商店街の人たちが空き家の持ち主の秋山さんに出店を受けて欲しいと会合まで開いて説得することになりましたが、かつて店子に入ったアクセサリーを扱う青年に夜逃げされてひどい目に遭っていたことを千登勢は話さずにいましたね。
なのでその事を知らない商店街の人たちは秋山さんに無理強いするような形になりましたが、それは開発だと彼を説得しませんと言う由乃が間野山を想う気持ちいっぱいでみんなに話すところは、彼女の成長を感じる良いシーンでしたね。
そしてそんな彼女だからこそシャイニングドラゴンがおもちゃにもかかわらず、高見沢たちが少年の頃にそれを宝と思った大切な思い出と一緒に神輿に取り付けようと決めたんだと思いますが、大きくの間野山の人たちの想いを感じ取り、それを大切にしていこうとしている由乃が本当の国王になったみたいで頼もしく感じる雪解けのクリスタルのエピソードでした。
そして続く悠久のオベリスクのエピソードでは前話のラストで突然降って湧いた間野山と富蔵市の合併話に由乃たちはみずち祭りを通して間野山の文化を残し、合併後に間野山に暮らす人々の声が少しでも尊重されるようにとそれまで以上にがんばり始めました。
そして、そんな中テレビ局から祭りで行われる真希たちの演劇にタレントを出場させる事と引き換えにみずち祭りを放送するという誘惑的な声がかかるんですね。
しかし、放送という美味しい誘惑に乗らず、怒鳴り散らすように追い返す丑松が良いところを見せてくれましたが、果たして根本的な合併という話は進行中で、頑張りつつも不安を募らせてしまう由乃たちの気持ちに救いは無いのかといったところで、これまで隠しキャラのような役回りを見せてきたサンダルさんがみんなに幸運を運んで来てくれるんでしょうか。
かつて自分の曾祖父夫婦が出会い、結ばれた地に建てられた石碑を彼が見つけた事で丑松は彼の故郷と姉妹都市にして合併話を無くそうと走り出しましたが、はてさてラストでどんな展開になるのか楽しみなところですね。
サンダルさんが石碑に手を触れながら曾祖父母に想いを馳せていましたが、合併しようが姉妹都市になろうが、そこで暮らす人たちの想いが大切に扱われる、そんなラストを迎えて欲しいと思います。




◎ここからは23話のスクショです。










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