2017
09/24
日

世界に及ぶ危機を防ぐS.O.N.G.の働きを無視するかのように発射される反応弾。
その大国の非情にサンジェルマンたちが命を燃やすという熱い展開。
そしてラストまでシンフォギアちゃんたちは走り続けるんでしょうね。
きっと未来が響を助けてくれるというシンフォギアの王道展開となりましたが、そこには一時的に手を貸してくれるサンジェルマンからの錬金術の情報と、それを活かしてアンチリンカーを作り上げたエルフナインの活躍もありました。
もちろんギアに帯びた賢者の石による影響を除去してもらった翼やマリアたちも大量のアンチリンカーを、響を取り込もうとする荒ぶる巨人に打ち込むために奮闘し、それぞれに見せ場のある前半でしたが、やはり決め手は響の誕生日を絶対に笑顔でお祝いすると決めている未来の呼ぶ声でしたね。
しかし響が解放され、これで世界の危機も去ったと思われた瞬間。
大国のエゴを剥き出しにした米国が国連での各国の結論を無視して反応弾の発射に踏み切ったのは、聖遺物適合者を多く抱える日本をこの機に蹴落そうとしたからでしょうか。
前回第三期で救った米国のスペースシャトルの乗組員たちの後輩が貴重な情報を寄せてくれた事に響の人助けが巡り巡ってシンフォギアちゃんたちの窮地を救ってくれたと喜んだのもつかの間。
世界の断絶をなんとかしようと頑張ってきた響たちに、なんとも酷い仕打ちをしてくる人もいるのは世界がまだまだ手を取り合えていないということをどうしようもなく感じさせるシーンでもありました。
そして解放されたばかりでまだ朦朧としている響と、アンチリンカーを打ち込むために力を振り絞ってしまった翼とマリアたちに代わって反応弾の爆発阻止に動いたのが、サンジェルマンと実は身を隠して状況を伺っていたカリオストロとプレラーティでしたね。
自分の理想のために数万という多くの人の命を奪い、悪鬼となったサンジェルマンにカリオストロもプレラーティも最後まで付き合った感じですが、彼女たちに悔いはなく、形は違えど世界を救おうとしたサンジェルマンたちは颯爽と去って行ったんではないでしょうか。
響には響の正義と理想があることを知り、一度は共闘してくれたサンジェルマンたちはもう帰って来ませんが、シンフォギアちゃんたちの好敵手でもあり、友でもあったと感じるサヨナラのシーンだったと思います。
けれども、そんな彼女たちを騙し続けてきたアダムが響から離れた神の力を自分のものにしようと異空間から現れ、ついにそれを己が引きちぎった左手に宿らせることに成功し、まさに万事休すと言ったところで響がガングニールによる鉄槌を下してくれましたが、これ以上ない熱い展開を見せたままクライマックスとなる最終回へと戦いは続くようですね。
アダムの初登場辺りから盛り上がりが加速しっぱなしのシンフォギアAXZですが、第四期の締めくくりがどんなものになるのか、ワクワクしながら楽しみに待ちたいと思います。
そして、お互いをひだまりと私の太陽と呼び合う響と未来のお誕生日会での様子を見せてくれたら嬉しいですね。
























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