神撃のバハムート VIRGIN SOUL 第24話「Run, Nina, Run」感想

シャリオスとニーナがダンスを踊る、ロマンチックなラストシーン。
カイザルとずっと一緒に居られるようになったリタも幸せゲットでいいのかな？

ロッキー君という手に収まらず、とうとう本体までゾンビになってしまったカイザルのオチには笑うしかありませんでしたが、ここまで見てきてリタがカイザルを好きだった事が確定したように思えて、一期から見ていた僕はゾンビ化はともかく永遠に好きな人と一緒に居られるリタに良かったねと花束を贈りたいぐらいです。

そして一期と言えばバハムートを封印するためにアーミラを守ってやれなかったファバロの悔しい想いをずっとこの二期のラストまで引っ張ってきましたが、神と悪魔と人が力を合わせて世界の終わりと向き合う中、シャリオスと力を合わせてバハムートを消滅させようとその眼前に立ったニーナの前に、アーミラが姿を現してくれましたね。

そしてファバロへの言付けを頼んで再びバハムートの中に消えていってしまいましたが、彼女より世界を選んだファバロは彼女の想いを受け取る事が出来て本当に良かったと思います。

バハムートという災厄の存在があるがために、ファバロはアーミラと引き離され、ジャンヌは息子のムガロを失い、主人公のニーナも父親を失っていますが、そういう事象を断ち切るために自分の幸せや命まで投げ出したシャリオスが失明したとはいえ生き残り、ヒロインのニーナとダンスをして物語の幕を引くのは、感慨深く、そしてロマンチックな締め方だったと思います。

おそらくアーミラをバハムートから取り戻す方法を探しに再び旅立ったファバロと、復活して何処かへ消えたバハムートのその後が気になるところですが、登場人物たちの心情を丁寧に描こうとしてきた二期だからこその感動をこの最終回で得ることができんたんだと感じました。

果たして放浪するファバロのその後が見られるのかは分かりませんが、カイザルとリタのことも含めて、三期を作ってくれるのを楽しみに待っていたいと思います。