2017
10/23
月

終末世界の地図を作っているカナザワとの出会いと別れ。
幾多の階層を繋ぐ塔を登ったチトとユーリたちを街灯の明かりが優しく照らす。
ビルを壊して橋をかけるという大胆な手法を使うカナザワと出会い、共に上の階層へと続く塔を目指すチトたち。
久しぶりに人と話すこととなったカナザワの口から言葉が出にくかったのは彼がずいぶんと自分以外の人間と出会わなかったからでしょうね。
そしてクラッケンクラートに乗った道行きの途中で初めて人と出会ったチトとユーリは最初かなり警戒していましたが、彼の穏やかさと力を合わせて車両を進ませて行くことで、なんとなく打ち解けていったみたいですね。
途中塔を登るための後付けの外部昇降機では危ない事もあり、その際に落ちていく地図を掴もうとしたカナザワが宙ぶらりんになるところはヒヤリとしましたが、高いところが苦手だったチトまで彼に手を伸ばして掴み止めてあげてましたね。
そして昇降機や昇りきった塔の上から見える終末世界の広さと静けさになんだか寂しい気持ちになってしまいましたが、日が落ちて街に残る街灯が火を灯し出すのは幻想的でもあり、どことなく温かみを感じさせるものでした。
やがてユーリが分けてくれたレーションを口にしながら、カナザワも生きる目的を再び取り戻したんでしょうか。
とりあえず北に向かってみるとチトたちと別れていく彼はこれからもこの世界の地図を作り続けていくんでしょうね。
彼が食べ物を貰ったお礼にとチトに手渡していったカメラもカナザワと同じように、持ち主の手を渡りながらこの世界と生きる人たちを撮り続けて行くのかもしれません。
ともあれ、チトとユーリ以外にも人が生きていることが分かり、彼との再会や新たな登場人物との出会いが楽しみなところですが、そんなにたくさん人が居るわけもないので、また暫くはチトとユーリのお話になりそうですね。
次回も楽しみにしたいと思います。










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