Fate/Apocrypha 第16話「ジャック・ザ・リッパー」感想 可愛くて無慈悲なアサシンちゃんが怖い。

ジークへの気持ちは果たしてジャンヌのものなのか、それとも憑依しているレティシアのものなのか。
その答えを知るのはもう少し後になりそうですね。

弱いところから潰すと言うジャックちゃんの無慈悲ぶりと残忍さが恐ろしい回でしたが、ニコリとしながら真顔でそう相手に告げるジャックちゃん自身が何故サーヴァントになったのか気になるところです。

魔力を得るために心臓を喰らい、ユグドミレニアの当主代行になったフィオレが一人になったところで襲いかかるのはホラー映画のような雰囲気もありましたが、彼女自身がサーヴァントになる前に思い残したことって何でしょうね。

そして令呪を使ってジークフリードに変身するジークがその代償に身体のあちこちが黒くなってしまったことも今回明らかになりましたね。

その黒という色に生前のジークフリードが倒して返り血を浴びたというドラゴンの存在が浮かんでくるんですが、代償に命を削るジークの未来はただ単なる死なのか、それともジークフリードがらみで別の死が用意されているのんでしょうか。

ジークの身を案じるジャックが憑依しているレティシアに彼への気持ちを問われるというシーンもありましたが、やっぱりジャンヌちゃんはジーク君にルーラーとしての気持ち以上のものを持ってしまったようで、それがあんな形で表に出てきたんでしょうね。

ともあれ、今回はシロウ側の出番はお休みで聖杯大戦の参加者以外の者たちの命を奪うジャックちゃんをフィオレたちとルーラーであるジャンヌが協力してどうにかしようというお話でしたが、アサシンであるジャックちゃんに出し抜かれてフィオレが危うく命を落としそうになるというアサシンのお当番回らしいエピソードでした。

そしてジークの活躍でフィオレは命を落とさずに済みましたが、自分を見た相手のその時の記憶を霧散させてしまう力を持つジャックをどうやって追い詰めて行くんでしょうか。

当主代行になったフィオレやケイローン先生の知恵が発揮される面白い展開になるかもしれない次回を楽しみにしたいと思います。