
結局生存を賭けた戦いに突入してしまうのか…
涙を流して訴えるスオウと、力を貸すと応えるオウニに人々は戦う覚悟をしたようだけど、何か違うような気がして仕方ない。
感情をヌースに食われ、ヌースの保持者に支配された兵士達を相手に話し合いなど意味をなさないのは分かりきったことですが、血を流すしか泥クジラの人々が生き残る術は無いんでしょうか。
極端な事を言えば、それこそ仲間の死に耐えきれずヌースに自ら感情を食べてもらう事につながりかねない可能性がそこに見え隠れしていると思い、戦いの先にあるものが気になって仕方ないんですが、殺戮者を打ち払ってハッピーエンドを迎えるのはこの作品が描きたいものとは違うと思うんですよね。
そして泥クジラを動かしているヌースが感情を喰らわない事と、ヌースに寄り添うように存在する少女ネリの表情にある憂いが、スオウたちが泥クジラに最初に乗せられて流された人々の願いとは真逆の方向へと進みだした事と、戦い自体に向けられたもののように思えて、特殊なヌースとネリとの関わりが今後の泥クジラの行く先にやがて新たな変化をもたらす役割を果たすのではないかと期待しています。
そして次回は再び襲い来る兵士達との戦いを迎えて当然のように多くの犠牲者が出ると思いますが、果たしてその有様を前にしたスオウがどう感じ、どう道を切り開いていくのか興味の湧くところです。
ともあれ、ラストに登場した翼を持つ少女の正体を楽しみに、戦い必至の次回を待ちたいと思います。









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