キノの旅 -the Beautiful World- 第7話「歴史のある国」感想 ワイルド×ワイルド！！

キノの師匠とその相棒の物語。
警官たちは怒らせちゃいけない人を怒らせちゃったみたいですね。

大きな時計塔のある国に差し掛かり、口にしたホットドッグに師匠との思い出が蘇ってきたキノでしたが、エルメスに語ったキノの昔話に登場する若い頃の師匠は、一見清楚な感じがするのとは似合わないワイルドさを持った女性でしたね。

そしてウィンナーを焼いたりしてキノの食事や生活の面倒を見てくれたようですが、生活の中にも銃の扱い方をはじめとする訓練が取り込まれていたのか、師匠の隙を見つけては今だ！と銃口を向けてみるキノがいつもホールドアップさせられる毎日が続いていたんでしょうか。

師匠の話をエルメスにする時のキノのもうお腹いっぱいですみたいな感じが面白かったですね。
そしてそれもそのはず、時計塔のある国での師匠と相棒の話が明後日の方向過ぎるというか、相棒が悪徳警官にハメられた事に怒って彼らを徹底的にやり込める師匠が楽しすぎますね。

さんざやり込めた後に降参する悪徳警官から自分がやられそうになった事を特大のブーメランで返す彼女と相棒が、結果金品まで巻き上げて国から出て行ってあげた展開は笑ってしまいました。

まあキノがその国に訪れた時点では二人の英雄によって警官たちが悪徳を恥じ、その後安定した平和な国になったと歴史がすげ替えられていましたが、これ以上の恥はかきたくない一心で警官たちや癒着していた政治家たちが自ら替えてしまったのかもしれませんね。

ともあれ、怒らせたらいけない人を怒らせたのは警官たちの自業自得だったと思いますが、別に善人ではない部分も持つ、キノの師匠のやりようが面白いエピソードでした。

その反面色々と仕込んでもらったキノは大変だったと思いますが、一緒に暮らした楽しい思い出もアニメでいつか描いてくれるといいですね。

国の歴史を説明してくれる老人にちょっぴり突っ込んでみるキノの楽しいところは師匠譲りなのかもしれませんが、時計塔のある国をはじめとして、自分が関わった国や人たちのその後にあまり関わらないという旅のスタイルも師匠がキノに伝えたものなのかもしれませんね。
次回も楽しみにしたいと思います。



















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空と夏の間さん