2017
11/30
木

チセの使い魔となり、ルツという名を得た黒い犬。
もう一人では居たくない二人の結びのシーンが美しくも哀しく、そして優しかった。
キメラにブッスリやられたチセが無事に済んでホッとしましたが、激おこだったエリアスよりも、マシューを貶め、今またキメラを作ったカルタフィルスの動機の軽さを感じたチセの方がぷっちんとキレていましたね。
そして止めようとするエリアスの腕を魔力ごと食ってしまったような描写にドキリとしましたが、魔力と怒りでパンパンになったチセがあのままカルタフィルスに襲いかからずに済んで良かったと思います。
そのあたり今までチセを大切にしてきたエリアスの腕よりも彼の気持ちが彼女を立ち止まらせたんだと思いますが、優しく包み込むようにチセを抱き止めたエリアスがどこかラブコメしてるのはお約束ですね。
カルタフィルスについては死なない呪いを神の息子にかけられたとか、ヨセフという本当の名前らしきものも明かされましたが、今後もあまり絡みたくない怪物という印象でした。
ともあれこの事件によって出会った黒い犬ことルツはチセに自ら結びをしたいと前に進む事を選び、その命が尽きるまでイザベルに待っていてくれと伝えていましたが、キメラの材料に使われたイザベルの目に浮かんだ涙は、彼女の魂がそれで良かったと安堵したように感じられましたね。
そして彼女の魂も、その他の材料にされた魂たちも鬼火の妖精が黄泉の門へと連れて行ってくれましたが、ルツもチセもその事をけっして忘れる事はなく、新たなルツの居場所ともなったエリアスの家で彼女のことを思い出すこともあるんじゃないでしょうか。
エリアスに寄り添うチセにちょこんと手を伸ばすルツがラブコメパートに加わりそうなので愉快なシーンもこれから増えてきそうですが、チセを三年では死なせないと言ったエリアスがこれからどうするのかを楽しみに、先ずは次回を待ちたいと思います。













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