2017
12/02
土

チトとユーリが旅する世界がデストピアであることを、改めて感じるお魚さんと機械との出会いのエピソードだった。
細い塔の内と外をぐるぐる回りながらたどり着いた上の階層を進むチトとユーリ。
二人はやがて大きな施設の中へと入って行ったようですが、この世界には人以外もはや存在しないとチトが言った矢先にユーリが魚を見つけるのは面白いシーンでした。
そしてそこで出会った水槽の管理をしているという自律機械によれば、その施設は以前は大量に食糧を生産する場所だったということでしたが、今は水槽を泳ぐ魚一匹とその管理をする自律機械、あとは施設を管理する大型の自律機械が一体動いているだけになってしまっていたんですね。
まあユーリの方は自律機械と施設に興味を惹かれたチトそっちのけで魚を食べたいとよだれを垂らしていましたが、生命というものに想いを馳せ出したチトとゴチーンと止められてしまいましたね。
それでも屈託無く水槽を泳ぐユーリの自由さが見ていてとても楽しかったし、魚の存在を無視して施設を解体し始めた大きな自律機械をユーリが止めるために奮闘したところはかっこよかったですね。
もちろん魚を食べたいから守りたいに変わったユーリもチトに負けず命というものを感じていたんだと思いますが、大きな自律機械が破壊されて膝をつくのは、なんとも物悲しいシーンでもありましたね。
そして出立するチトもユーリも魚と管理役の自律機械がいつまでも生きていてほしいと願ったようですが、魚も自律機械も、もちろんチトとユーリの誰もが生きるだけ生きて行くんでしょうね。
終わりそうで終わらない彼らの生という旅。
少女終末旅行、次回も楽しみにしたいと思います。









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