Fate/Apocrypha 第21話「天蠍一射」感想 さよならケイローン先生

師弟の関係を超え、ひとりの戦士として向き合うケイローンとアキレウスの戦いが熱い。
そして師の願いは弟子から同じライダーであアストルフォきゅんに託されることに。

理性を奪った月が隠れたことで魔術書の宝具を発動させて空中庭園の大砲を次々と落としていくアストルフォ。
魔力を供給するマスターのジークはそのための魔力消費を一身に賄っていましたが、自らも令呪を使ってジークフリードになるという大変な魔力の持ち主だったようです。

そして大活躍するアストルフォにセミラミスはカルナを当ててきましたが、赤陣営最強の彼の相手がアストルフォになったのはこの物語のヒロインでありヒーローが、やっぱりアストルフォきゅんだったのを感じてかなり興奮を覚えました。

しかし宝具も使わずに空中を動き、これまた今回大活躍のヒッポクリフの動きを追えるカルナはちょっと他のサーヴァントとは一線を画す強さを持っていますね。

そして彼の炎に焼かれたアストルフォがギリギリ命を拾う事となりましたが、ラストでケイローンと決着をつけたアキレウスからある願いを託されていましたね。

果たしてその願いがどんなものなのか。
それは次回に描かれるんだと思いますが、機上で対決するケイローンとアキレウスの戦いは今回の目玉と言っていいめちゃめちゃ熱い戦いでしたね。

槍の宝具を発動させて固有結界に二人が立っているところはFateシリーズの最終決戦にふさわしい演出でしたが、胸をアキレウスに打ち抜かれたケイローンが、天を飾る星座のサジタリアスになったという逸話にのっとった弓を弾かずに天から矢が降り注ぐ宝具を使って、勝利したはずのアキレウスを射るのは凄かったですね。

まさにこの弟子にして師あり。
この師にして弟子ありという素晴らしい戦いぶりに見惚れてしまいましたが、この二人から願いを受け取ってアストルフォきゅんにもラストまで頑張ってほしいですね。

ともあれ、次回は理性を捨て、呪いをその身に受けることも厭わずにジャンヌに怒りと哀しみをぶつけてくるアタランテがメインを張りそうですが、二人の乙女は戦いの果てにどんな感情を抱くのか、そしてジャックちゃんを産んだ失われていった幼い魂たちが少しでも救われることを願いながら、その結末を見届けたいと思います。

そして戦闘機で戦いの渦中に飛び込んできたモードレッドがどんな役回りをすることになるのか、そのあたりも楽しみしたいと思います。


















◎こちらのブログ様にも感想記事が掲載されています。
空と夏の間さん