2017
12/23
土

かつてあった人々の暮らしと崩壊していく世界の記録を見るチトとユーリ。
彼女たちは世界を終わらせる作業を進めるエリンギという不思議なものと出会いましたね。
ラジオっぽい受信機という装置を通して言葉を交わすぬこがチトたちの入り込んだ原子力潜水艦の装置とカメラを同期させ、記録されている全ての写真やVTRを見れるようにしてくれましたが、それを見ているチトとユーリはたくさんの人たちが写っていることに安心したような気持ちが浮かんできたんでしょうか。
昔のことを知りたがっているチトの気持ちをユーリが分かった気がするとチトに伝えるところはなんだか和んでしまいましたが、同時に戦争の記録を見ることでチトは自分を育ててくれたおじいさんとの別れを思い出してしまったようですね。
そして途中見つけたチョコレートの甘さを堪能した喜びや、チトのおじいさんへの思いを整理する間も無く、ぬこを大きくしたようなものが現れてユーリを丸呑みにしてしまいましたが、目の前でユーリが飲み込まれるのを見たチトは、彼女を助けようと涙を振り払って頑張りましたね。
もしひとりぼっちになってしまったらとチトは不安と怖さでいっぱいだったと思いますが、昔のことを知りたがるチトのことを寂しいからなの?と言っていたユーリがもし居なくなったら、もう寂しいどころじゃないのはチトの涙と絶対助けるんだという顔つきに出ていましたね。
そうしてユーリを飲み込んだものを追っているうちに原子力潜水艦のハッチから外へとチトは出ていくことになりましたが、そこにはぬこを幼体と呼ぶエリンギのようなものが居て、今まさにユーリを吐き出そうとしていましたが、なんだか呑気そうに上半身をエリンギから外に出しているユーリがユーリらしくて面白かったですね。
そして次々とたくさんのハッチから姿を現したエリンギたちはユーリを飲み込んだのは受信機を奪ってその機能を停止させるのが目的だったようで、原子力潜水艦のエネルギーを奪って停止させたように、この世界に残った色々なものを止めて世界を完全に終わらせる役目を持っているようですね。
そのことを彼らはチトとユーリに伝え、ぬこを仲間に加えた彼らは上の階層へと飛んで行ってしまいましたが、彼らは終わっていく地球が生み出した存在なんでしょうか。
その正体や何故彼らがこの世界にいるのか、もっと突っ込んで語られる時が来るのかはわかりませんが、彼らの語った終わりが来ようとも、チトとユーリの旅はこれからも続いて行くんでしょうね。
私が居ないと寂しいの?と聞いてくるユーリにチトはツンデレして頬を少し染めていましたが、改めてそんなことを聞くユーリはわざとチトに聞いてみたんでしょうか。
キーをひねり、エンジンがかかったケッテンクラートは彼女たち二人を乗せて進み出しましたが、チトとユーリの間にある温もりを感じる良いラストでしたね。
今後の作品の展開に期待したいと思います。
















◎こちらのブログ様にも感想記事が掲載されています。
空と夏の間さん
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