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笑顔は最高の魔法 ~Japanese Animation Review~

2013 09/22

神さまのいない日曜日 第12話「三年四組III」感想

三年四組のクラスメイトを閉鎖空間から開放したいと願うアリス
その願いが果たされようとした時、消えていく彼とともにあることを、彼が決して望まないのを知っている、ディーの最後のお願いがせつなかったです
全編通して世界観の理解を進ませながら、そこに登場する人物が何を考え思っているのか、ひとつ踏み込んで見ていくという楽しさを感じましたが、独特というか、そういうアプローチを見ている側にしてくるような作りになっていたのかもしれませんね
ハンプニーの得た幸せな死、アリスの得た生、対照的でしたが底流で2つが繋がっているところもあって、いいところで作品が纏められたと思いました

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あらすじ :
アイに自分の死が全ての原因になっていると打ち明けたディーは、考えた末に真実をアリスに告げるとアイに話す
そして、アリスを学園のバスケットコートに呼び出したので、そこにアイもいて欲しいと彼女は言う
しかし、ディーの真の目的は、2人を三年四組から遠ざけた隙に、クラスメイトに真実を思い出させ、閉鎖空間を丸ごとリセットしてしまうことだった
ただアリスの側にいたいと願うディー
しかしディーが思いださせようとした真実の先には、彼女が思ってもいなかったものが待っていたのだった…。

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感想 :
窓から落ちて亡くなったのがディーではなくアリスだったというどんでん返しのような真実でしたね
すっかり自分の死が原因と思ってしまっていたディーに、巻き込まれて、予想もしていませんでした
そして、自分の死が原因であることをアリスが知っていたことが、最後まで話の中でも隠されていたのは、叙述トリックに近いものを狙っていたのかもしれませんね

生者のディーが閉鎖空間の外に出ると実体が無く、外に埋葬されているアリスが外に出ると実体があったり
元々の住人が決して出ることのできない閉鎖空間から、アリスだけが実体として外に出れたり
もうひとつ明らかにアリスが死んでいるというところにモヤがかかっている気もしますが
このあたりの死んで埋葬されているのに、外の世界で実体を持つことができていた部分が、最後にアリスが生者として生き続けることに繋がったのではないかと思います

アイの願いだけでなく、クラスメイトの願いがアリスの中に生をとどまらせていたのではないでしょうか
死者のアリスを埋葬するのは墓守の仕事ですが、時を超越して生の灯火の残っているアリスを埋葬するのは墓守のすることではないとも考えられるし、神さまが堅苦しいと理を放り投げた世界(ハンプニー談)と相まって
アリスが生きているエンドになったと思いました
神さまがいらないなら、私が世界をもらいます。救います。と言っていたアイによって、最後に希望を感じることのできた締めくくりでしたね

それにしても、ディーがアリスが生きていると知ったら喜ぶでしょうね
彼の望みを叶えるために、側にいたいという気持ちを抑え
ただ最後に「笑って」とお願いするところはウルウルしてしまいました

総評としては、本を読みながら登場人物について思うこと、アニメを見ながら登場人物について思うこと
その2つの距離を今までの作品よりも、ずいぶん寄せてみた感じを受けた、面白い作りの作品だったと思います

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