夜桜四重奏 ~ハナノウタ~ 第9話「ロクノイチ 前」感想

オープニングが夜桜四重奏~ホシノウミ~の編集バージョンになってたので、なんか興奮してしまいました。
アバンでざくろがいきなり桜新町の住人になってたので、おやっ？と思っていたら、前回とこの第9話の間がOADホシノウミのお話にあたるということで、オープニング見ながら、OADで描かれた鈴とざくろのいきさつや、宝々蘭のおやっさんとおかみさんの優しさを思い出して、目頭が熱くなってきました。
それでは、夜桜四重奏~ハナノウタ~第9話の感想行きます。



あらすじ(公式サイトから引用)
新たな仲間、ざくろを迎えたヒメたち。
ざくろは早く町に馴染もうと、ラーメンの配達を手伝う。
一方、墓参りに来た秋名のもとに円神が現れた。
七郷の開花について円神を問い詰めるが、その代わりに秋名が見せられたものは…。



感想 : ざくろがはじめての配達を頼まれて、道に迷ってしまったり、早合点して篠塚さんに襲いかかるところは、彼女らしいシーンでした。
鈴の書いた地図もいけないんですけど、鈴ならではの地図ということでニヤニヤしてしまいました。

さて、篠塚さんに襲いかかるざくろをことはが止めに入ったわけですが、偶然にも存在自体がレアな半妖が揃ったところで、
やがて咲くと言われている七郷が開花しようとした時、人間でも妖怪でもない自分たちに、重要な役まわりが来るんじゃないかという意味の事をことはが話し出します。
とても気になる開花の時ですが、このことはの話は回収される時が来るのを楽しみにしておきたいと思います。

そしてお話は、その三人が調律された者たちのお墓を訪れるところでギュッと動き出した感じでした。
墓参りには秋名も訪れていて、突然現れた円神に、無理矢理この世ではない世界を見せられ、
そこに月一で墓参りに来ている、元老院総代の伊予と陰陽道使いの盛岡、隣町の町長森野とコヒメ、そしてじゅりさんも居合わせることになってしまうんでしたね。

森野町長が意外に円神に対して頑張ってくれたのは、おおっと驚きましたが、
森野町長はヒメの祖母・槍桜マチから若い時に町長としての気構えを教えて貰っていたり、
元老院総代の伊予が、秋名の祖父・比泉槙春とかつて一緒に事務所をやっていた間柄だったとか、
過去に遡る人間関係がギュッと詰まった墓参りの騒動でもありました。

アニメ版では描かれていませんが、槙春と伊予が、かつて袂を分かったきっかけの絡む人物もちらりと登場していたり、原作ファンにとっても、いろいろと濃縮された墓参りのパートだったと思います。
アニメだけを見てきた方たちにも、桜新町の過去や現在を思わせる良いまとめ方だったんではないでしょうか。

そして今回の円神は、やられ役というか、這々の体で去っていったようでしたが、
アオの兄の体にある、サトリの力を使って虎視眈々と奸計を巡らせ始めたようです。
機会あるごとに、今まで桜新町で過去にどんなことがあったか触れられてきましたが、
今という時に、桜新町を守り、町民を守るのは秋名やヒメたちなので、みんながしあわせに居られるように頑張ると決めたからには、なにが起ころうと挫けず頑張る姿を見せてくれるのを、締めくくりに向けて、期待したいと思います。

しかし、ヒメがなんだか風邪っぽいみたいですね(⌒-⌒; )
大丈夫なんでしょうか、次回も意外な展開が待っているのかもしれません。
じゅりさんのフランケンシュタイナーのアングルに、思わずホクホクした第9話の視聴となりました。

言及 http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-1880.html
http://riksblog.fool.jp/public_html/mt5/anime/now/2013/12/yozakura2-9.html