今回は夏越の祓の準備が進んで行く中、今まで疑問に思っていた、なぜ銀太郎が達夫さんに一目置いてるのか、その理由にふれる箇所が幾つか出てきたんじゃないでしょうか。
そして、まことにとって銀太郎がどんな存在なのかも、感じることができたと思います。

あらすじ(公式サイトから引用)
自分の将来のことで漠然と悩むまこと。
達夫は「まことのやりたいことをすればいい」と言ってくれるが、自分がどうしたいのかイメージがつかめないまことは、銀太郎に悩みを打ち明ける。
そして夏越の祓(なごしのはらえ)前日、準備のために達夫の親友・高見義友をはじめ、多くの人たちが冴木神社の境内に集いはじめる。
感想
まことにとっての銀太郎、銀太郎にとっての達夫さん
悩みを打ち明けたまことと、それをどこか面倒そうに聞いている銀太郎。
話はふと、まことの母親の話へとつながり、お母さんか娘の時に将来のことをどう思っていたか訪ねるまこと。
しかし銀太郎からは、母親は病弱で、あまり外にも出れないので、巫女になるしかなかったと聞かされます。
まことは幼い時に母親を亡くしていましたが、今まで銀太郎と母親のことをあまり話さなかったのかな?と思いました。
銀太郎もわざわざ自分から、まことに母親のことを話して聞かさなかったのかもしれませんね。
例えれば、お母さんのことをいろいろ知っているお兄ちゃんが、妹が悲しまないように、自分で母親を亡くしたことを受け止められるようになった頃を見計らって、
聞かれれば答えるという、そんな優しさを銀太郎に感じますね。
まことにとっては、ある意味銀太郎は、無愛想なところもあるけど、優しいお兄ちゃんのような存在なんでしょうか。
だからこそ、愛想なくあしらった銀太郎への、まことのあっかんベーが、彼女の銀太郎への甘えや安心感を感じさせて、とても和やかに見えるのかもしれませんね。
安堵するというか、2人の雰囲気に癒されてしまいます。
そして、達夫さんと銀太郎の関係も、まことの母親のことを軸に、一歩踏み込んで描いていたと思いました。
結婚するために大きな酒蔵の家を飛び出した達夫さん。
彼の性格なら、病弱な奥さんをずいぶん大事にしてくれただろうし、亡くなったあとも、神社が傾かないように頑張ってくれたんでしょうね。
そして、今回の夏越の祓の行事の準備に、いつもたくさんの方が加勢に来てくれるのも、彼の人柄の賜物だと思います。
こんな達夫さんの存在が、神使としての銀太郎にはありがたかっただろうし、
神使が見えるまことやその母親を見守ってきた銀太郎には、彼への感謝のような気持ちもあるんだろうと思います。
そこに加えて、悟を受け入れるような大きさ、そしてどこか何を考えているのかつかめないところが、銀太郎が達夫さんに一目置いてる理由ではないかと思いました。
まとめ
賑やかで、清々しくも、より深く作品に触れることができた。
日輪子の達夫さんへの憧れっぷりに、ニヤニヤさせられますが、全体的には賑やかな雰囲気でしたね。
そしてたくさんの大人たちが、お話に花を添える感じで、最終話真近にこんなに登場人物が増えてどうなるのかと思いましたが、大人たち各人との絡みは、原作の方で楽しんでもらえればという感じなんですかね。
その辺りも面白そうだし、原作を読んでみたいと思いましたが、
今回やっぱり良かったのは、まことと銀太郎の関係、達夫さんへの銀太郎の思いを感じることができたことでした。
最終話を前にして、こういう根っこの部分をより深く理解できたのは嬉しく思います。
そして、清々しい雰囲気に今回も癒されてしまいました。
まだまだ続いてほしいと思いますが、どんな締めくくりを見せてくれるのか、最終話がとても楽しみです。
TB http://wondertime.blog31.fc2.com/blog-entry-2395.html
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