ALDNOAH.ZERO アルドノア・ゼロ 第6話「記憶の島 -Steel Step Suite-」感想

アルドノア・ドライブを停止させてハッピーエンド。
やがて舞台は火星へと場所を移すんでしょうか。

そのためにスレインのキャリパーと種子島が伏線として用意してある気がしますが、
もう姫様が生きてようが死んでようが、戦いは止まらないと思います。
そもそも皇帝が平和を望むなら、アルドノアの稼働因子を貸し与えてる騎士から、それらを皇帝自身が一時的にでも取り上げればいいんですから。

ただそれができないのは、その力を使って植民地を支配する形態を取らなければ、火星を十分に開拓できなかった事と、
地球と同等もしくは上の立場に立たなければ、自主独立できない、
しかも故郷である地球への根源的な帰還の欲望を抱えていることも、アルドノアの力を利用する大きな要因になってますね。

それで皇帝は騎士から稼働因子を取り上げられない、そして何より自分の根源的な欲望を捨てられない、
平和も心では望んでいるのかもしれませんが、いろいろなものにしがみついている老害のように思いました。
ザーツバルムの言葉に左右されるのも、自分への言い訳にしてるんじゃないでしょうか。

ならば皇帝を討ち、姫自らの遺伝子中の稼働因子でアルドノアを止めるしか選択肢がないように思います。
さて、オープニングで銃口を何かに向けているアセイラム姫、その先には何があるんでしょうか。
皇帝もしくは、スレインの可能性が 50対50の確率で存在すると思います。



伊奈帆を助けたスレイン登場は燃えた！！
しかし彼が種子島に来たことで、姫や伊奈帆たちは狙われるんじゃないの？

姫の生存を皇帝に知らせて、結果地球への宣戦布告を呼んだスレイン。
ブラドのカタフラクトの情報から、姫の居場所を突き止めた彼は頑張ったのかもしれませんが、
これってザーツバルムに姫の居場所を教えたようなもんじゃないですかね。

そして窮地を救われた伊奈帆にしても、地球の青い理由を語る姫の話から、スレインが姫の関係者である事はわかっているのて、アセイラムの身バレを警戒している彼にとってはスレインの登場は歓迎出来るものとは思えないです。
しかもザーツバルムから追っ手がかかるのはほぼ確定だろうし、巻き込まれる周りの人たちはたまったもんじゃありませんが、スレインはマイナス要素を運んでくる役回りばかりですね。

ということで、伊奈帆とスレインが、すんなり力を合わせてという展開は難しいと感じますね。
下手をするとスレインがマイナス要素をコロコロ転がし続けて、大切な人から銃口を向けられる展開まで見えてきます。

ただ周りの大人たちが、盛り上がり出したので、難しくなりそうな主人公3人の絡みに、それが晴れ間をもたらす可能性も出てきていますね。
超設定で、絶望に翻弄されながらも、希望も感じさせる虚淵氏のパターンにはまりそうですが、
実際次回で伊奈帆とスレイン、そしてアセイラムがどういう動きをするのか楽しみですね。
新たな展開の予感も感じさせる、スレイン来援の回でしたね。

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