Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 第4話「戦意の在処(ありか)」感想

士郎は笑わない。美綴へ向けた彼の顔にゾクッとしました。

冬木市の大火災が今も彼の魂を焼いているんでしょうか、セイバーを我が身を顧みず救い、人助けをけして断らない彼が、ひどく怖く見える時の最初のシーンでしたね。

彼の一瞬垣間見せた表情と、無限の剣の中に立つ彼の夢がとても印象に残る回でした。
彼の背中、夢、多くの伏線を散りばめて、士郎の行き着く先を暗示しているのが面白いですね。

そして助けられた理由を聞いて、胸にそっと手を当てるセイバーは、その時どんな顔をしていたんでしょうか、横からアップのカットで、あえてそれを見せない演出が憎らしいほど彼女の心中を感じさせたと思います。

さておき、今回はセイバーと士郎の同居を聞いた藤ねえと桜の反応が面白かったですね。
しれっと私も帰らないと言い出す藤ねえとそれに便乗した形になった桜もなんだか楽しそうで、あらぬ誤解を士郎たちが受けてるだけですが、これからの衞宮家の食卓と日常を楽しみに思います。

一方士郎の目覚めとともに帰って行った凛が、街の人々から生命力を奪うサーバントを追い始め、拠点となっている柳桐寺に舞台を進めようというところでしょうか。
どんなサーバントが登場し、一般人を聖杯戦争に巻き込んだ者に、凛とアーチャーがどう立ち向かうのか、次回を楽しみに待ちたいと思います。



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