2014
12/11
木
作られたチャイカの使命と一緒にトールへの淡い恋心も失われてしまったが、それでも2人は手を取り合い、これから訪れる未来を桜の木の元で見ているようでした。
そしてここからチャイカ自身の本当の歩みが始まるのは、ひとつのファンタジー作品の完結に、心地よい余韻を感じさせたと思います。
トールに向けたチャイカの「ありがとう」に、儚げさと笑みが混じり、やがてトールへの淡い恋心が芽生えていくんでしょうか、2人の未来が賑やかしくもしあわせなものだと信じたいですね。

あらすじ(公式サイトから引用)
「…私、道具、用済み…。もはや、生きる意味なし…」
崩れ落ちるチャイカ。復活を遂げ、“新たなる城”へと帰還するガズ。
その様子をただ見つめることしかできないトールは、底知れぬ怒りを胸に、ある大きな決断をする。
「俺は、ガズを倒す。」の言葉を残し、フレドリカと共に“ガズ城”へと突き進むトール。
黒チャイカと“お人形”たちとの闘いに身を投じるアカリ、ヴィヴィ、そして紅チャイカ達。
残されたチャイカもまた、ひとつの決意を胸に機杖(ガンド)を構える。

流し目からの鉄血転化アカリ&紅チャイカ VS 黒チャイカ。
フレドリカと契約しドラグーンキャバリアとなったトール VS シン。
それぞれに見せ場があって良い最終話でしたね。
ヴィヴィが愛する気持ちでジレットを救うと云うのも回収されたし、バトルシーン自体の組み立てや見せ方も相変わらず良かったと思います。
そしてニーヴァちゃんは予想通りチャイカの元に帰って来て、それがガズ討滅の決め手になりましたが、これも雛鳥の面倒を見る親のように、せっせと貝を焼いてあげたチャイカの優しさの賜物ですね。
ガズ君は長いこと生きてきた割には、そういう人の優しさや愛を蔑ろにしたところがあって、最後にニーヴァちゃんにそれを見せつけられて言葉も無く退場して行った感じですね。
チャイカの記憶が失われていくことに涙が飛び出しましたが、チャイカもニーヴァちゃんも単なる術式などではなく、自分を生きているという証の一撃だったと思います。
さておき、戦い済んで楽しい紅チャイカとアカリに綻んでしまいますが、紅チャイカは見舞いと称してトールに会いに来てたり、アカリは兄様との妄想小説を執筆していたりと、トールハーレムの形成が着々と進んでいる感じで面白かったです。
この辺りの様子が限定版のOVAで描かれるんでしょうか、可愛いチャイカと紅チャイカ、アカリとフレドリカたちの笑顔を、楽しみに待ちたいと思います。
TB http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-3264.html
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